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2006/2/15 最悪の決断

イヤな予感がする。なぜって、以前猫を亡くした時が今日と同じようなポカポカ陽気の春の日だったからだ(桜が咲いてたけど)。
16:00頃、病院から家に電話がかかってきた、と妻から電話がくる。
「猫の呼吸が悪くなったらしい。夜の面会時間までもたないかもしれないから、すぐ来て欲しい」とのことだった。
ついに恐れていたことが起きてしまった。

覚悟は出来ていた。

ハズ、なのに・・・頭の中が真っ白になる。

いそいで電車に乗る。ここから病院までは約30分ぐらいか。この30分の間に死んでしまったらどうしようとか、奇跡的に回復しないだろうかとか、いろいろな事を考えながら電車の中ですごす。

病院に着き、すぐ面会するとちょうど子猫が歩いていた。が、またパタンと寝てしまう。
?、少し戻った?、とあっけにとられていると、看護婦さんが来て

「さっきまで、仰向けになって呼吸をしていたんですよ。たぶん食事がまともに出来ない状態なので低血糖症を起こしたんだと思います。その後ステロイドを注射しましたら、少し戻りましたね」

と状況を説明してくれた。

点滴はしているものの食欲がないんじゃ、また低血糖症を起こして注射して、の繰り返しになるだろうという事は素人の私が見ても明らかだった。一応、まだ泣く力は残っているもののその泣き方は明らかに苦しそうで2日前とは違う。

もう、終わりにしよう

この子はよくがんばったよ

あとは早く楽にしてあげることが飼い主としての最後の役目だと思う。

そう告げるつもりだったが、いざ先生を目の前にすると言葉にならない。

何とか、声を振り絞って「もう終わりにしてあげてください」と告げると先生も「そうですね」と言ってくれた。

「今はまだ患者さんたちがいるので、全員帰る頃に電話しますのでもう一度来ていただけますか」というので、そうすることに。そりゃそうだよな。みんな命を助けるために病院にきてるのだからね。

21:30頃、また病院に行く。子猫の様子を見に行くと、さっきとあまり変わっていない。

本当に、やってしまっていいのだろうか。

奇跡は起こらないのだろうか。

看護婦さんが、酸素室から出しテーブルの上にしいたペットシーツに子猫を乗せる。酸素が薄くなり呼吸が苦しくなったからか「ニ゛ャ゛ー、ニ゛ャ゛ー」と泣く。

先生が、用意した麻酔薬を腹部に注射する。

「やっぱり、止めて下さい!!」 と、何回も言いそうになるが、「これがこの子のためなんだ」と自分に言いきかせて、グッ、とこらえる。

注射をうち終わると、本当に徐々に、徐々に、眠るように静かになっていく…。

看護婦さんの「これで苦しまなくてすむよ」の言葉で、今まで必死にこらえていた涙がいっきにあふれ出す。

今まで世話をしてくれていた看護婦さん達もみんな看取ってくれた。非番の日にもかかわらず、この子のために様子を見に来てくれたり、夜中もオシッコを出しに来てくれたり、本当、みなさん親身になって世話をしてくれていたようです。
その看護婦さんたちも、この子のために泣いてくれました。
先生も泣いてくれました。

これが、この子にとって本当に良かったのかどうか、私にはわかりません。ただ、この子の死には何かしらの意味(メッセージ)があるはずです。なぜ、この子が死ななければならなかったのか・・・、なぜ、今なのか・・・。
これから、その答えを一生懸命見つけなければなりません。

この子にはキャンディスと命名しました。この名前はナショナルクラスの女の子が産まれたら付けようと、ずっとあたためていた名前です。この子にこそふさわしい名前だと思います。

Noble Chaton's Candice 享年29日

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